キミとの恋は、校則違反。
「‥‥ハァ」
そんなレイの隣に立つユウリは大きな溜息をついていた。
近付いてきたレイのワイシャツの襟部分を見て納得する。
そこには薄ピンクのキスマークやら何やら。
「もう朝から疲れた‥‥」
「‥‥お疲れさん」
ユウリはまたレイのナンパに付き合わされていたらしい。
彼ら2人は幼なじみで、いつもユウリはレイに振りまわされていた。
「いやー、やっぱりユウリがいると女が倍寄ってくるな。よっ、美少年!」
「ちょ、お前本当にいい加減にしろよ!?」
あ、ユウリが怒った。