隣のマキオ
「じゃあ、またねえ」

「おう!今度は、泊まりに行くわ」

駅までアイコを送り、ぶらぶらとマンションに帰った。

駅から徒歩5分ほどだが、その間に二軒もコンビニがあるのも気にいっている。

明日の朝食を買おうと、陶子はそのうちの一軒にたちよった。

「あ」

「どーも」

さっきと同じような挨拶をしてしまって、陶子は、少し焦った。

キョロキョロとさっきの女の子を探す。

「ひとりだよ」とマキオは、にこりと笑った。

「そ、そうなんだ」

雑誌を立ち読みするマキオの隣でなんとなく女性誌を手に取った。

「可愛いね、彼女」

なんとなく探りをいれようと陶子は、言った。

「ああ、あの子は、生徒。俺、家庭教師してんの」

「え、あ、そうなんだ」

陶子は、またドキドキしてきた。

「でも、生徒を部屋になんていれる?」

「んふふ、トーコちゃん、妬いてくれてんの?」

マキオは、ニヤニヤしながら、陶子を見る。

「ばっ!かじゃ、ない!?」

そう言いながら、みるみる顔が熱くなり、陶子は、慌ててパン売り場に移動した。


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