ハピネスダイエット!~ダイエットしてあなたを振り向かせる!~
私もガラスのコップを手にして、一口飲みこむ。


「戸津は、結局私を見下してる。馬鹿にしてる。そんな簡単に人は変わらない」
「そうか」


 お兄さんは、それからしばらく無言になった。何か考えているようだ。


「お兄さん、どうしたの?」
「んー……優奈ちゃんのこれからを考えてた」
「私の?」
「そう。大丈夫かな、って」


 どういうこと? 私がそう尋ねる前に、お兄さんがおもむろに手帳を広げる。

 広げられたページは来年の三月のページだ。


「僕が、傍にいられるのはここまでなんだ」


 とん、とお兄さんは三月のページを指さす。
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