興味があるなら恋をしよう−Ⅰ−
……ん…?いつの間にか寝てたんだな。
何時だぁ?…ん?何か…柔らかいんだけど。
…はぁーっ?!
藍原…。藍原が。…俺に抱き着いていた。
しかもこんな…、た、短パンにノースリーブのロンTなんて…あっ。鼻血が出そう。
俺のTシャツ、パンツなんか屁でも無い。
なんでこうなってるんだ?どう見ても藍原が抱き着いてるじゃないか。俺、襲われてるんじゃないのか?…。
俺からは何もしていないからな…潔白だ。強制ワイセツは藍原の方だからな。…ワイセツとまではいかないか。
電車の中なら両手を上げたいところだ。
ま、男に抱き着いて、この刑罰が成り立つのかは知らないが。…俺は訴えないし。
藍原…。
はぁ、しかし参ったな…。脚が絡まってるじゃないか…脚が。生身なんだからな、俺。抱き枕より辛いかも。
こんな状態で………俺、襲わないって言ったし、…実際、襲えないし。
まぁ…、柔らかいんだよなぁ。…。スベスベしてるし、気持ちいい。脚…白いな。
あ、俺、ずっと布団の中覗いてた。
ま…まずい。…まずいぞぉ。まず…『オレ』。
落ち着け、いいか、落ち着けだぞ。
あー、どうやって起きたらいいんだよ。あ゙ー、もぉ。大家、早く来てくれ~。
………紬…。27って言ったよな。顔にかかっていた髪をそっと退かせた。もっと若いのかと思った。…可愛いし…。
でも、話すとちゃんとしてるし。だけど、どっか隙があるっていうか。ま、こんなところが特にかもな。
無邪気も無防備も男にとっては罪なことだよ、紬…。
んー、課長の事が好きなのか。何故、付き合わないんだろう。何も問題なさそうなのにな。
社内恋愛、禁止じゃなかったよな、確か。好きなのに言ってないなんて。だよな。
私には私の理由があるって言ってたな。…う〜ん。他人の恋愛に口出しは出来ないけど。
まだ決着はついてないようだけど。思いは上手く届かなかったのか?…。う〜ん。
ピンポ〜ン。ピンポ〜ン。
あ、はいはい、待ってましたよ、大家さん。今行きますから。
そっと…そっと、解かないとな。
……クスッ、案外全然起きないもんだな。取り敢えず返事しないとな。
やっと解放され、スーツを手に寝室を出た。
「は〜い、すぐ出ます~」
ズボンに足を突っ込みながら返事をした。
藍原、有り難う。スーツの上着を持ち、部屋を出た。
「あっ、坂本さん、お早うございます。鍵なくしたって?」
「はい、入って早々にすみません。朝からご迷惑おかけして」
「お部屋、開けますね。それから、鍵は取り替えますので、今日、私立ち会いで業者さんに来て貰っていいですか?お仕事ありますよね?」
「はい、お願いします、助かります」
あ、鞄、鞄…。
「良かった。では、…これをお渡ししておきます。帰った時には、この鍵で開きますから」
「解りました。すみませんでした。お世話をおかけします」
「…彼女だったんだ、だから隣の部屋にね…。じゃあ、こんなに朝早く慌てなくても…」
大家が藍原の部屋を指して言う。
「え?あ、…いや、まあ何て言うか…」
悪い、藍原。説明するとややこしくなるから、ここは濁しておくぞ。会って間もない男を泊めたなんてのは藍原の立場も悪くなるし。許してくれ。
何時だぁ?…ん?何か…柔らかいんだけど。
…はぁーっ?!
藍原…。藍原が。…俺に抱き着いていた。
しかもこんな…、た、短パンにノースリーブのロンTなんて…あっ。鼻血が出そう。
俺のTシャツ、パンツなんか屁でも無い。
なんでこうなってるんだ?どう見ても藍原が抱き着いてるじゃないか。俺、襲われてるんじゃないのか?…。
俺からは何もしていないからな…潔白だ。強制ワイセツは藍原の方だからな。…ワイセツとまではいかないか。
電車の中なら両手を上げたいところだ。
ま、男に抱き着いて、この刑罰が成り立つのかは知らないが。…俺は訴えないし。
藍原…。
はぁ、しかし参ったな…。脚が絡まってるじゃないか…脚が。生身なんだからな、俺。抱き枕より辛いかも。
こんな状態で………俺、襲わないって言ったし、…実際、襲えないし。
まぁ…、柔らかいんだよなぁ。…。スベスベしてるし、気持ちいい。脚…白いな。
あ、俺、ずっと布団の中覗いてた。
ま…まずい。…まずいぞぉ。まず…『オレ』。
落ち着け、いいか、落ち着けだぞ。
あー、どうやって起きたらいいんだよ。あ゙ー、もぉ。大家、早く来てくれ~。
………紬…。27って言ったよな。顔にかかっていた髪をそっと退かせた。もっと若いのかと思った。…可愛いし…。
でも、話すとちゃんとしてるし。だけど、どっか隙があるっていうか。ま、こんなところが特にかもな。
無邪気も無防備も男にとっては罪なことだよ、紬…。
んー、課長の事が好きなのか。何故、付き合わないんだろう。何も問題なさそうなのにな。
社内恋愛、禁止じゃなかったよな、確か。好きなのに言ってないなんて。だよな。
私には私の理由があるって言ってたな。…う〜ん。他人の恋愛に口出しは出来ないけど。
まだ決着はついてないようだけど。思いは上手く届かなかったのか?…。う〜ん。
ピンポ〜ン。ピンポ〜ン。
あ、はいはい、待ってましたよ、大家さん。今行きますから。
そっと…そっと、解かないとな。
……クスッ、案外全然起きないもんだな。取り敢えず返事しないとな。
やっと解放され、スーツを手に寝室を出た。
「は〜い、すぐ出ます~」
ズボンに足を突っ込みながら返事をした。
藍原、有り難う。スーツの上着を持ち、部屋を出た。
「あっ、坂本さん、お早うございます。鍵なくしたって?」
「はい、入って早々にすみません。朝からご迷惑おかけして」
「お部屋、開けますね。それから、鍵は取り替えますので、今日、私立ち会いで業者さんに来て貰っていいですか?お仕事ありますよね?」
「はい、お願いします、助かります」
あ、鞄、鞄…。
「良かった。では、…これをお渡ししておきます。帰った時には、この鍵で開きますから」
「解りました。すみませんでした。お世話をおかけします」
「…彼女だったんだ、だから隣の部屋にね…。じゃあ、こんなに朝早く慌てなくても…」
大家が藍原の部屋を指して言う。
「え?あ、…いや、まあ何て言うか…」
悪い、藍原。説明するとややこしくなるから、ここは濁しておくぞ。会って間もない男を泊めたなんてのは藍原の立場も悪くなるし。許してくれ。