8歳上のパパ【長期更新停止中】


しばらくケータイの画面を見つめて、返信ボタンを押した。


少し考えて、短めの文章を打つ。




Sub:美未です。
―――――――――――
この前はメールありがとう。
明日13時、○△広場の時計台前で待ってます。



それだけ書くと、深呼吸をして、送信ボタンを押す。


『送信完了しました』


その文字を確認してから、パチンとケータイを閉じた。


大丈夫。この決断はきっと間違っていない。




「……さっ!ちゃっちゃと完成させちゃお」


一人言を呟いたあたしのそばでは、時計の秒針の音だけがチクタクと聞こえていて。


そんな中、味見したケーキは……

あたしの気持ちに似て、何だか少し、ほろ苦く感じた。













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