夢を忘れた眠り姫
どんなトラブルを抱えていたとしても、いや、だからこそ尚更、日常生活にきちんと溶け込み、せめてそちら側の方達とは良好な対人関係を築いておかなくてはいけない訳で。
「いつもながら永井さんて、ホント少食だよねー」
寝て起きて会社に行って帰宅してまた寝て起きて…というのを繰り返しているうちに、気が付いたらあっという間に金曜日になっていた。
つまりあの衝撃の夜から5日も経過してしまったという事だ。
問題は何一つ好転していないまま。
昼休み、社食にて、いつも一緒にランチを摂っている先輩の一人が、私の席の前にある牛乳とサンドイッチを視線で示しながら言葉を発した。
「あ…。私、お昼はあんまり食欲が湧かなくて…」
普段より四割ばかしおさえぎみの声で返答する。
「ん?なんで?」
「仕事の流れが気になって食べる事に集中できないんです。あと、あまりお腹いっぱいになってしまうとその後睡魔が襲って来ますし」
「ああー、それはあるかもね。でも私は気にせず食べちゃうけど!」
「右に同じ。つくづく真面目というか、奥ゆかしい人だよね~、永井さんて」
「ホントホント」
「そ、そんな」
先輩方の評価に、私は恥ずかしそうに(見えるように)俯いた。
内心では期待通りに話が進んで『シメシメ』とほくそ笑んでいたりするのだけれど。
「いつもながら永井さんて、ホント少食だよねー」
寝て起きて会社に行って帰宅してまた寝て起きて…というのを繰り返しているうちに、気が付いたらあっという間に金曜日になっていた。
つまりあの衝撃の夜から5日も経過してしまったという事だ。
問題は何一つ好転していないまま。
昼休み、社食にて、いつも一緒にランチを摂っている先輩の一人が、私の席の前にある牛乳とサンドイッチを視線で示しながら言葉を発した。
「あ…。私、お昼はあんまり食欲が湧かなくて…」
普段より四割ばかしおさえぎみの声で返答する。
「ん?なんで?」
「仕事の流れが気になって食べる事に集中できないんです。あと、あまりお腹いっぱいになってしまうとその後睡魔が襲って来ますし」
「ああー、それはあるかもね。でも私は気にせず食べちゃうけど!」
「右に同じ。つくづく真面目というか、奥ゆかしい人だよね~、永井さんて」
「ホントホント」
「そ、そんな」
先輩方の評価に、私は恥ずかしそうに(見えるように)俯いた。
内心では期待通りに話が進んで『シメシメ』とほくそ笑んでいたりするのだけれど。