好きな人の好きな人。【完】
そんな私のために泣いてくれて、嬉しい他なかった。
「強いよ、空は。」
そう言って泣きながら微笑む遥香に
一粒涙が溢れたけど、お皿を洗いながらごまかした。
「てか、健斗くんとそんな出会いを果たしてたんだね!
もうキュンキュンする!」
空気を変えるように遥香が明るい声で話し始める。
「そんなことないよ。
私が好きなのは、先輩、だから。」
「あー、はいはい。
空ってば、先輩ばっかじゃん。
そんなに依存してたら、先輩以外に好きな人出来ても気付かないんじゃない?」