好きな人の好きな人。【完】
そして早く、とでも言うように手を引っ張られる。
健斗とは違って、優しく。
「チョコバナナとか子供だなー」
いきなり先輩を口を開いたと思ったら、チョコバナナを馬鹿にされた。
「なっ、すごく美味しいんですからね!」
ムキになって子供っぽい返事をしてしまった。
ぷう、とほっぺを膨らまして先輩に訴えると、
ツン、とつつかれた。
「なっ、。」
「無防備なのが悪いの。」
悪戯っ子みたいに微笑む先輩には、
気付かないふりをしておいた。