レンタル彼氏


1日目の観光を終えて
今日泊まるホテルへと帰った。


部屋はシングルベッドが
2つ並んでいるタイプだった。


征吾のキャリーケースは
1泊2日用程度の小さいもの
それに比べあたしは
その倍以上もある大きさ。


「そんなに持ってくるものあったか?」


「色々とこれいるかな?なんて
思ってたらいっぱいになっちゃった」


「携帯と財布を忘れてなければ
何とかなるのに
結局 あーこれ要らなかったな
とかそんな物ばかりじゃないの?」


「用心にこしたことはないですっ!
いちいち買ってたら破産しちゃいます」


「大袈裟なやつぅ」


征吾は笑っていた。


オーシャンビューの部屋は
眺めが最高。


ベランダに出て
「チョー感動!!!
見て見て!征吾
綺麗よぉ」と思わず はしゃぐあたし。


後を追って出て来た征吾も
「おぉー」と口にするぐらいだった。


肩を並べ景色を見入るあたしたち。


すると征吾の手があたしの肩を引き寄せた。


「えっ?」


「恋人ならこうして景色眺めるかな?
なんてね」と意地悪そうに笑う。


だからあたしも
征吾の腰に手を回し
「恋人ならこんなに
くっついちゃうかな?みたいな」
と笑って返す。


すると
征吾の顔があたしの目の前に。。。


来たかと思うと唇は奪われた。


「えっ???
今 キスしましたよね?」


「したよ?」


「えっ???」


「恋人ならするだろ」


「そ・そーですけど
そーです・・・けど」


「そんな深く考えるな
もう一回するか?」


「もぉ!!!」


といいつつも
どきどきのあたし。


征吾とキスしちゃった。。。



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