プリンセス騎士 ※更新中※
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キーンコーンカーンコーン
待ちわびた放課後。
陽一くん達には悪かったけど嘘をついて先に帰ってもらった。
楓くんも一緒だし聞かれるわけにはいかないもん。
「おまたせー!」
しばらく待っていると軽快に現れた先輩。
ちゃんと女子の先輩達は置いてきたみたい。
ここまで連れてこられちゃうと困るからね。
「話の続きですけど…」
「うん。未戸香ちゃんは楓の元カノのことは知ってるの?」
「いえ、“中学の時に付き合っていた子”ぐらいしか…」
「そうか。なら彼女のことから話そうか。」
少し思いつめた顔をしながら梓先輩は話だした。
「大原彩華。……太陽なみたいな子だった。」
赤い夕焼けに染まる教室。
空を見つめる先輩の声だけが響く。
「幼なじみだったんだ、彼女とは。よく3人で遊んでた。中学に入ってから楓と付き合い始めて彩華は幸せな日々を送ってた。
でも、それも長くは続かなかった。
彼女がステージ4の末期ガンになったんだ。」
「ガン…ですか。」