プリンセス騎士 ※更新中※






「あたしに出来ることって……なんでしょうか。」





干渉しないって決めてた。

けどやっぱり友達だもん、苦しんでるのを知ってて知らんぷりなんてできない。

迷惑かもしれないけど、助けたい。





「なにもないよ。」

「え?」

「未戸香ちゃんだけじゃない。俺も仲のいい陽一達だって、楓を助けてあげる方法なんてないんだ。」

「そんな…」

「楓自身の問題だからね。どうしようもないんだよ…こればかりは。」





何も言い返せなかった。

梓先輩の言ってることは正しいから。


これは楓くんの心の問題。

楓くんが前を向かない限り解決しない。

だとわかっててもやっぱり何もしないなんてできないよ。





「あたし!楓くんのとこ行ってきます!!」





何もできなくていい、

迷惑がられても構わない、

じっとしてるよりよっぽどいい!





「楓のこと、頼んだよ。」

「はい!」





椅子に座った梓を残し、未戸香は全力で廊下を駆けていく。






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