妖怪なんて見たくない!
「七波、すごいね」
「深月くん」
試合が終わって休憩しながら
他のクラスのバスケを見てたところ。
深月くんが話しかけてくれる。
深月くんはひたすらに妖怪たちを見えないフリして私にいつも話しかける。
『またあの男っ……!』
ギリィッ!と燈桜がハンカチを噛んで引っ張りながら睨むのですら知らんぷりで。
「ふふふ。運動は得意なんだよね」
「うん。本当にかっこよかった」
にこっ、とどストレートに私をほめて微笑む深月くん。