恋が叶うなんて思うなよ。【中編・完結】
鈴木こと、鈴木涼太は先程の淡々とした口調とうってかわり、ゆったりとした声色で花の顔をのぞきこむ。

「やばい」

花は木目の廊下の模様をながめながら、ほぅと息をはいた。

「だからぁ、どたい無理な話なのよぉ。わたしたちが恋人のフリなんて」
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