キミに出会って恋を知って、毎日が虹色に輝く
「じゃあ…私が、勝ったら…私の願い聞いてくれる??」

いつの間にか私は、自分の思いを口に出していた。

美桜…
私は、美桜に勝てるかは分からない。
でも、もし、勝ったら…
私のお願い聞いてくれる??
爽が好きって美桜に伝えてもいいかな?
「願い…うん、わかった。」
美桜はコクリと頷いた。
本気で…やらないと。

「じゃあ、こうしましょう。」

私達のやり取りを黙って見ていた夜子が提案してきた。
「私と菜美。美桜と羽奏に分かれて、私は、菜美の勉強を教える。勿論、だから、菜美の味方。羽奏は、美桜の勉強を見る。」

その考えは、さっき話し合っていたみたいで、羽奏も賛成みたいだ。
私と美桜は同じくらいの成績。
夜子は成績優秀って言うのは知ってるけど…羽奏は?

そう思っていると、私の心を見破ったように羽奏が言った。
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