初恋だった王子様と政略結婚


婚約者は、この私でしょう?て
後を追いかけて来た

「麗奈は呼んでない、部屋に戻りなさい」と追い出そうとしても

「何故?私を追い出すの?私が雅臣さんと婚約するの、繭になんか渡さないから」
お祖父様はため息をつき

「久利須さん、この話は、会社の方に出向く時にでもでいいかな?」

「はい、1日も早く繭さんと住みたいです、」


「何よ繭 繭 繭って婚約者の私を呼びなさいよ」


麗奈は、幼い頃から思い通りにならなければ、何かをしでかす事を
忘れていた

後々・・・・恐れていた事が二人。いや家族すら巻き込んでいく事は
まだ誰も思わなかった





「ごめんなさいね、雅臣さん」


「いいよ、もう気持ちは繋がった
早く繭さんと住みたいし食べたい」



真っ赤になった繭は、ほっぺを膨らました、

そして軽く口づけをした



< 30 / 79 >

この作品をシェア

pagetop