今日もきみに夢中♥
イケメンの致命的な欠点
「もう大丈夫よ。花咲さんは教室に戻っていいわ」




「はい…」




ちょうど戻って来た保健の先生が、あたしの叫び声を聞きつけて保健室に飛びこんで来た。




先にコタちゃんをベッドに寝かせ、今、あたしの処置を終えたところ。




「あの~…綾瀬くんが目を覚ましたら呼んでもらえますか?」




「どうして?責任を感じてるだけなら、そういうの迷惑だと思うわよ」




鼻血事件までは特になんとも思ってなかったけど、この先生、苦手かも。




倒れたコタちゃんを目にして、鼻血を出しているあたしを見たときの第一声は、「またあなたなの?」だったし。




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