君を忘れる方法
朝...か。
学校...。行きたくなくても行かなければならない。
あれから奈々美の電話にも出てない。
2人が何を話したかんて関係ないのに。
どうしても気になってしまう私。
「あ、おはよ。」
目が合うとそう言ってくれた奈々美。
「奈々美。おはよ!」
「昨日はごめん!!」
「え?」
「謝りたかった。私が邪魔したんだって。」
「ううん。そんなことないから。ありがとね?」
「美音...。よし!まぁ、あの事は忘れよ?」
「うん!そうだね笑」
「今日、転入生来るって知ってた?」
「え?そうなの?!男子?女子?!」
「男子。」
「だいちゃん。」
「男子だってよ。よかったな♪」
「何がいいのよ。私は女子派だし。」
「はいはい。」
「はーい!席について。今日は転入生が来るぞー。」
ざわつく周り。
どうせ男子なんでしょー?興味なんてないもん。
「よし、入れー。」
がらっと開けて入ってきたのは...