sweetlove
forth
3月、ダイチさんと岬さんは卒業する。
泣きながら握手してる二人。
「いつでも会えんだろ!ばかぁ~」って盛り上がってる。
なんか少し笑えてきた。
「先輩、卒業おめでとうございます‼」と私とみよりは声を揃えた。
みよりはダイチさんに抱きついてる。
私は笑いながら「先輩‼また会いましょう!」そういって手を振った。
おうと手をあげた岬さんは去っていった。
4月になり、私とみよりはは2年になった。
クラスは同じじゃなかった。
けど平穏に過ごしている。
バスケ部にも後輩が入ってきた。
中学時代、私が可愛がってた男の子、怜央(レオ)だ。
怜央はバスケの実力は確かなもので、ウチに来るとは思いもしなかった。
てっきり涼の所に行くと思ってたのに。
「怜央なんで?」と聞くと、笑顔で、
「そんなん、先輩と一緒にバスケしたかったからに決まってるでしょ?先輩のあの涙俺は忘れられません。けど、今、またバスケやってる。そんな強い先輩見て、俺、先輩の背中追いたくなって。推薦蹴ってここ、受けたんです」そう言われてしまった。
私は言葉がでなかった。
横で聞いてたみよりは
「彼氏いるから、気を付けなよ!行動」と言っていた。
「えー残念。先輩彼氏いるんだぁ」とあまり残念そうではない言い方の怜央。
「彼氏はいないから気にしないで!」と私は言った。
「…えっ?どーゆうことですか?」と怜央。
「…あの人は彼氏じゃないのよ」と私は言った。
「ふーん。じゃあ俺、本気出しちゃいますよ?」って笑う怜央は昔から変わらない。
ある日の放課後ー
怜央の姿が見えなくて探していると、校舎裏で見てしまった。
怜央の告白されてるシーン。
平然と冷たい目して興味ないって。
私は怜央のあんな顔初めて見た。
そして、それが怖くて動けなくなった。
しばらくして、「覗きですか?悪趣味ですね!先輩は!」と私の知ってるいつもの顔の怜央がいきなり目の前に現れた。
「違っ…ううん、見たかった訳じゃない…」
テンパって自分でも何を言っているのかよくわからなくなってしまった。
「…もしかして…動けませんか?」と怜央は言う。
私はコクコクと頷く。
「怖がらせてしまいましたか?すいません。先輩には嫌われたくないので、怖がらないで下さい」怜央はやさしくそう言うと、私を抱き締めた。
しばらく怜央に抱き締められ、落ち着いた私たちは体育館に戻った。
「遅い!二人とも‼」と言ってくるのは、男子のキャプテン。
すいませんと私たちは小さくなる。
「どうせまた、コクられてたんだろう?」って鋭いなぁ。キャプテン…って、関心してる場合じゃなかった!
怜央ってモテるのね。
「バレました?けど、俺、興味ないんで!」と笑顔で言ってる怜央。
うっ、この腹黒い笑顔怖い。
「まあ、いい。練習再会するぞ」そういって男子キャプテンは練習を始める。
私も練習に戻ることにする。
先輩と交わした約束、『全国大会出場』の目標のために。
帰り際、いつものように拓斗さんは迎えに来てくれる。
変わらない日常。
泣きながら握手してる二人。
「いつでも会えんだろ!ばかぁ~」って盛り上がってる。
なんか少し笑えてきた。
「先輩、卒業おめでとうございます‼」と私とみよりは声を揃えた。
みよりはダイチさんに抱きついてる。
私は笑いながら「先輩‼また会いましょう!」そういって手を振った。
おうと手をあげた岬さんは去っていった。
4月になり、私とみよりはは2年になった。
クラスは同じじゃなかった。
けど平穏に過ごしている。
バスケ部にも後輩が入ってきた。
中学時代、私が可愛がってた男の子、怜央(レオ)だ。
怜央はバスケの実力は確かなもので、ウチに来るとは思いもしなかった。
てっきり涼の所に行くと思ってたのに。
「怜央なんで?」と聞くと、笑顔で、
「そんなん、先輩と一緒にバスケしたかったからに決まってるでしょ?先輩のあの涙俺は忘れられません。けど、今、またバスケやってる。そんな強い先輩見て、俺、先輩の背中追いたくなって。推薦蹴ってここ、受けたんです」そう言われてしまった。
私は言葉がでなかった。
横で聞いてたみよりは
「彼氏いるから、気を付けなよ!行動」と言っていた。
「えー残念。先輩彼氏いるんだぁ」とあまり残念そうではない言い方の怜央。
「彼氏はいないから気にしないで!」と私は言った。
「…えっ?どーゆうことですか?」と怜央。
「…あの人は彼氏じゃないのよ」と私は言った。
「ふーん。じゃあ俺、本気出しちゃいますよ?」って笑う怜央は昔から変わらない。
ある日の放課後ー
怜央の姿が見えなくて探していると、校舎裏で見てしまった。
怜央の告白されてるシーン。
平然と冷たい目して興味ないって。
私は怜央のあんな顔初めて見た。
そして、それが怖くて動けなくなった。
しばらくして、「覗きですか?悪趣味ですね!先輩は!」と私の知ってるいつもの顔の怜央がいきなり目の前に現れた。
「違っ…ううん、見たかった訳じゃない…」
テンパって自分でも何を言っているのかよくわからなくなってしまった。
「…もしかして…動けませんか?」と怜央は言う。
私はコクコクと頷く。
「怖がらせてしまいましたか?すいません。先輩には嫌われたくないので、怖がらないで下さい」怜央はやさしくそう言うと、私を抱き締めた。
しばらく怜央に抱き締められ、落ち着いた私たちは体育館に戻った。
「遅い!二人とも‼」と言ってくるのは、男子のキャプテン。
すいませんと私たちは小さくなる。
「どうせまた、コクられてたんだろう?」って鋭いなぁ。キャプテン…って、関心してる場合じゃなかった!
怜央ってモテるのね。
「バレました?けど、俺、興味ないんで!」と笑顔で言ってる怜央。
うっ、この腹黒い笑顔怖い。
「まあ、いい。練習再会するぞ」そういって男子キャプテンは練習を始める。
私も練習に戻ることにする。
先輩と交わした約束、『全国大会出場』の目標のために。
帰り際、いつものように拓斗さんは迎えに来てくれる。
変わらない日常。