▼私の覚悟、そして未来
2. 警察





次の日、私の携帯に

一本の電話がかかってきた。





私の家に来た警官の1人からだった。





黒川蓮の罪に関する調書を作成するため

話を聞きたいので署に来てほしいと

言われ、週末に行くことが決まった。





署まで行くのには少々抵抗があったが

まあこれも人生経験。








「当日は、野崎 絵里奈さんの家まで

車でお迎えに行きますのでね。」





「はい……よろしくお願いします。」





そう言って電話を切った。











当日の朝、私はパトカーが

家に到着するのをマンションの

駐車場で待っていた。







ぼーっとしていると、

一台の車が私の目の前で止まる。







現れたのは普通のワゴン車だ。







「あれ.....................」







ちらっと車の中を見ると、

運転席と助手席に座っている人の

顔に見覚えがある。






これは.........................





蓮を逮捕しに来た人だとすぐにわかった。






パトカーで来るかと思ってた........笑







2人は車から降りてきた。


「野崎絵里奈さん......ですか........?」






「はい..............」






返事をしたもの、再び、


「あれ.............?」


と、疑問に思った。




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