トリアングル
「謝ることなんてないよ」
なぜか泉くんは顔を赤くして言った。
「なら良かった」
「ところでさ、あたし達が同じクラスになるのって、初めてじゃない?」
「そうかな?」
「うん。たぶん」
そっか。じゃあ今年一緒になれて良かったなぁ。
「あ、そろそろチャイムがなるよ。席に座っといた方がいいんじゃない?」
美羅ちゃんが言った。
「そうだねー、私の席ってどこだろう?」
「窓際の後ろだって」
泉くんが教えてくれた。
「ありがとう! 泉くんはどの席?」
「……澪のななめ前」
わ、近い!
「嬉しい! 泉くんと席が近いって」
「良かったねー、澪琳。あんたいずみん大好きだもんねー」
美羅ちゃんが口を挟む。
「うん!」
けど泉くんはまた顔を赤くするだけで、何も言ってくれなかった。
なぜか泉くんは顔を赤くして言った。
「なら良かった」
「ところでさ、あたし達が同じクラスになるのって、初めてじゃない?」
「そうかな?」
「うん。たぶん」
そっか。じゃあ今年一緒になれて良かったなぁ。
「あ、そろそろチャイムがなるよ。席に座っといた方がいいんじゃない?」
美羅ちゃんが言った。
「そうだねー、私の席ってどこだろう?」
「窓際の後ろだって」
泉くんが教えてくれた。
「ありがとう! 泉くんはどの席?」
「……澪のななめ前」
わ、近い!
「嬉しい! 泉くんと席が近いって」
「良かったねー、澪琳。あんたいずみん大好きだもんねー」
美羅ちゃんが口を挟む。
「うん!」
けど泉くんはまた顔を赤くするだけで、何も言ってくれなかった。
