楽園
わたしにみえないもの
未来がみえない
わたしには未来がない
毎日そうやって生きている
わたしには現在しかないのだ
未来のことを
考えようとすると
目の前がパッとひかりまぶしくて
すぐに瞳をとじてしまう
いつからだろう
わたしに未来が見えなくなったのは
自分の寿命を自分できめてしまう
わたしは誰からも必要とされないから
わたしには愛するひとがいても
愛してくれるひとはいないから
この歳になるまで
いいことや楽しいことは
たぶんたくさんあったと思う
でも、それとは反対にさひしいことは
それ以上にいっぱいあった
もういいよね、こんなわたし
もういいよね、ゆっくり休んでも
わたしが鈍感なだけ?
愛されていると感じたことがないのだ
わたしはかたびっこなのだ
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