イジワル御曹司と花嫁契約
大ホールの片隅で、人知れず大きなため息を吐いて、オードブルを一口食べる。


 うまっ!


 思わず目を見開いてしまうほど、今まで食べたこともない食材や味付けに感動する。


 気まずさ百点満点だけど、一生口にすることもないような物が食べれたんだから良しとするか。


 一人寂しく頬張りながら、華やかなパーティーを見つめていた。


 あっという間に山盛りによそった食べ物を平らげ、再びオードブルを取りに行く。


多少お腹は満たされて気持ちも大きくなってきたので、今度は食べ物を選びながらお皿によそっていく。


 わー、美味しそう。


綺麗な盛り付け。


新作のお弁当に活かせないかな。


 そんなことを考えながら歩き回っていると、取り巻きができている集団が目に入った。


華やかな招待客の中でも更に派手で美人揃いが誰かを中心にして集まっている。


 なんだかよく分からないけれど、美人がこれだけ揃うと威圧的で怖い感じがするな。


触らぬ神に祟りなし。


さ、それより食べ物食べ物……。
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