うっかり姫の恋 〜部屋の鍵、返してくださいっ!〜





 結局、部署に戻ってから、了弥の顔もまともに見られず、ぼんやりするなと怒られて。

 その間も何度も時計を確認した。

 朝日の話は断片的で気になることがいろいろとあったからだ。

 まだちゃんと全部聞いたわけじゃない。

 蜘蛛の糸より細い希望にすがりつくように、瑞希はそう思っていた。








< 212 / 328 >

この作品をシェア

pagetop