秘密 ~生徒に恋して~
 ⑧ 常夜灯と月灯りの下



抱き合ったまま、もう一度キスをした。
悠也は私のシャツの残りのボタンを一つずつ外し、ジャケットと一緒に脱がせ、スカートも足元に落とした。

そして、私を横抱きにしてベッドに運ぶと、自分も制服のボタンを外し始めた。


「あのさぁ…でも、誰か戻って来たりしないの?」

「何か非常事態でもあれば警備会社の人が来るけど…それ以外は大丈夫だと思う。でも電気は消してね」

「これも一種の非常事態だと思うけど」

悠也はクッと笑うと電気を消し、上半身裸になって私の隣に横たわる。

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