兄妹愛‐kayane and kazune‐
共働きのうちはお兄ちゃんが少し家事ができた。
だからおかゆとか作ってくれて、
本当に助かった。
でも、大変そうなお兄ちゃんを見て、
あたしは少しでも迷惑かけないように
寝たフリをしたんだ。
こないだみたいに。
お兄ちゃんはあたしが寝たと勘違いして
あたしに喋りかけてきたんだ。
やっぱり寝たフリなんか、
するもんじゃないよね。
「茅音…、寝たの…?」
スースーと吐息をたてるあたし。
「俺さ、お母さんとお父さんに言われたんだ。」
………忘れてた。
「俺たちって、本当に似てないだろ?」
…………だめ。
聞いたらお兄ちゃんと顔あわせられない。
「それって…………、
俺たちが本当の兄妹
じゃないからなんだって。」