兄妹愛‐kayane and kazune‐
近親相姦

異変




次の日の朝、あたしは駿君が寝てる間に家を出た。

手紙を置いて。


―――――――――――――――
駿君へ

理由は言えないけど、
家に戻らなきゃいけなくなったから
帰るね?
昨日はいきなり泊まってごめんなさい
―――――――――――――――




駿君、読んだかな?

怒ってるかな?

駿君なら、手紙見つけるのに時間かかって、それまですごく心配して家中ぐるぐる回ってそう。








   * * *




考え事をしながら歩いていると
あっという間に家に着いた。


なんだか、家に入るの怖いや…。

どうしよう、怒られるかな?





恐る恐る鍵を開けてドアをゆっくり開けた。





< 80 / 111 >

この作品をシェア

pagetop