二十歳の約束

帰る日


「これでよかかね。」

あれから二日後
先生から家を片付けたから来ていいよ と
連絡がきた。

わたしはさっそく引っ越しの準備をした。

「綺帆さん。」

「なに?」

「はいこれ。持っていきな。」

お義姉ちゃんがイヤリングをくれた。

「え!いいの?」

「綺帆に似合うわ。」

「ありがとう。」
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