二十歳の約束
引っ越しやさんが来て
私の荷物はどんどん運ばれた。

二時間もたてばトラックは出発し
私の部屋は空っぽになった。


私ももう今から福岡に帰るんだ。


「3年間、本当にお世話になりました。」

「綺帆らしく、頑張りなさい。」

「お義母さん…。」

「綺帆ねえちゃんバイバイ。」

「瞬輝バイバイ。また来るね。」
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