ヤクソク
〜一章〜 願い事
〝ピピピッ〟〝ピピピッ〟〝カチッ〟

「ふぁ〜」
今日は綾がこれから通う
S高校の入学式。
「必要なもの持ったぁ〜?」
お母さんが叫びながら聞いてくる。
「持ったよ〜!」
これはいつもの会話。

家をでて親友の玲(りょう)と一輝(かずき)と
数少ない女子友達の唯(ゆい)と空(そら)の
合計5人で大きい公園で合流し
駅に向かった。
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