love square~四角関係なオトナ達~
───!?


窓の外に大きな独り言をぶつけると、背後から声。


びっくりして振り返るとそこには…工藤!?


目が合うなり工藤はソファーへあたしを押し倒し、上に乗って両手を押さえつけた。


「興味深いですね。誰とそんなプレイを楽しんだんですか?」


「違っ…!」


「春流?それとも柴田と?」


「だから、そうじゃな…!」


言葉を遮ってがむしゃらなキスをぶつけてくる工藤に全力で抵抗するのに、上に乗った工藤はビクともしない。


「ン…ンッ…!」


「言いましたよね?初めては私じゃなきゃ、と。放置プレイとは穏やかじゃないですね。私はそれ以上を姫葵さんからいただきますよ?」


素足を這って工藤の手がスカートの中に入る。


下着に手がかかると、その手はたやすくあたしの中に進入し、激しく掻き乱す。


「…ヤ…ッ!ちょっ…ヤメ…!」


「誰とそんな事をしたのか話すまで、責めますよ?」


「ン…っ!ア…ッ…!」


「その声ももう誰かに?許せませんね」


下にある手を、今度は胸に当て唇を寄せる。


あたしは胸にある工藤のほっぺたを力一杯ひねってキスをした。


絡み合う唇と舌にめいっぱい噛み付いて工藤を剥がした。
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