love square~四角関係なオトナ達~
目が覚めると太陽は真上に昇っていた。


泣きながら寝ちゃって…もうお昼。


今日は1日、お休みもらってたんだっけ。


だけど何も手につかない、無気力な午後。


シャワーを浴びるけど鏡に写る自分の顔や体を見たくなかった。


いく兄ちゃんが嫌いだからじゃない。


ケンカできてたのはどこか“同じ”だから、って感じてたからだし、身体を許したのもいく兄ちゃんの気持ちに添いたいと思ったから。


子供だったあたしとの約束をあんなに大切にしてくれてたいく兄ちゃんを拒むことなんて、あたしにはできなかった。


きっと…きっと大丈夫。


あたしは間違っていく兄ちゃんに抱かれたんじゃない。


ちゃんと伝えなきゃ。


春流にも。


工藤…にも。
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