love square~四角関係なオトナ達~
「あのね、あたし、守りたかったの」
「…守る?」
「うん。春流から過去の…お父さんとお母さんの話を聞かせてくれたことがあったでしょ?その時からずっと、あたしが春流にできる“何か”を探さなきゃ、って思ってた。じゃなきゃ、両親のいない春流が暗闇に吸い込まれちゃいそうな気がしてた。何かな、って。あたしが見つけられるのは何かな、って思った時に浮かんだのが、春流の笑顔だったの。 その笑顔を守りたかった、それだけ」
「姫葵さん、あなたって人は…。とんだ父親譲りですね」
「守るったって、襲った相手だぞ?別なモンや別の方法もあっただろ?」
「いく兄ちゃん、ハスカップだよ?」
「は…?」
「言ってたじゃない。思い込みも料理も、自分次第でどうにでもなる、って。襲うとか襲われるなんて、ただの思い込み。“好き”が行き過ぎただけのちょっとの暴走だったんだよ?フフッ…春流、元走り屋だから」
「…ぴぃちゃん」
「あたしはみんなに色んな物を見せてもらった。色んな気持ちをもらった。こんな素敵な四角関係、ないじゃない?」
「はぁ…。お人好しと言うべきか、鈍感と言うべきか…」
「オレはな、ヒマリ。今後も諦めるつもりなんてねぇからな。琉偉、ヒマリ泣かせたらとっととさらってやるからなっ」
「ボクも♪再犯の可能性、十分アリ♪はぁ…ぴぃちゃんの身体、すっごく…」
「「それ以上言うなッ!!」」
笑いをこらえきれずに吹き出すあたしに、春流はいつかのようなウィンクを見せて笑った。
「…守る?」
「うん。春流から過去の…お父さんとお母さんの話を聞かせてくれたことがあったでしょ?その時からずっと、あたしが春流にできる“何か”を探さなきゃ、って思ってた。じゃなきゃ、両親のいない春流が暗闇に吸い込まれちゃいそうな気がしてた。何かな、って。あたしが見つけられるのは何かな、って思った時に浮かんだのが、春流の笑顔だったの。 その笑顔を守りたかった、それだけ」
「姫葵さん、あなたって人は…。とんだ父親譲りですね」
「守るったって、襲った相手だぞ?別なモンや別の方法もあっただろ?」
「いく兄ちゃん、ハスカップだよ?」
「は…?」
「言ってたじゃない。思い込みも料理も、自分次第でどうにでもなる、って。襲うとか襲われるなんて、ただの思い込み。“好き”が行き過ぎただけのちょっとの暴走だったんだよ?フフッ…春流、元走り屋だから」
「…ぴぃちゃん」
「あたしはみんなに色んな物を見せてもらった。色んな気持ちをもらった。こんな素敵な四角関係、ないじゃない?」
「はぁ…。お人好しと言うべきか、鈍感と言うべきか…」
「オレはな、ヒマリ。今後も諦めるつもりなんてねぇからな。琉偉、ヒマリ泣かせたらとっととさらってやるからなっ」
「ボクも♪再犯の可能性、十分アリ♪はぁ…ぴぃちゃんの身体、すっごく…」
「「それ以上言うなッ!!」」
笑いをこらえきれずに吹き出すあたしに、春流はいつかのようなウィンクを見せて笑った。