love square~四角関係なオトナ達~
「ホラ、ぴぃちゃん。遅かれ早かれこの会社で会うことには変わりないんだしさ、行こ♪」


───クイッ


急に春流がベッドの中のあたしの腕を引くから、フラッと足がもつれて胸におでこがぶつかった。


「あっ、ゴメン!大丈夫?」


フラつく足下だけを見てると春流がかがんであたしを覗き込んで。


「ホント、危なっかしいなぁ」


胸を少し開けてたファスナーを上げてくれる。


その手はあたしの背中に回って。


───ぎゅっ


って。


抱き締められるから。


春流の鼓動の激しさが聞こえちゃうから。


あたしは何も言えなくなる。


「いつかこうして想いも重なるとイイね?」
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