空色の君へ。〜最後に1度だけ、君の名前を呼ばせてください~
てか机なんて誰のも一緒だし!


「綾崎さ…「はいいいいい!あ、いや、その、」


さ、遮ってしまった!


何か話さないと。何か…


「あ、あの、えっと、わわ私の名前は綾崎紗夜です!!!」


シーーーーン………


…やってしまった…


しかもさっきからちゃんと名前呼んでくれてたじゃん…


あほか自分…


「…ぷっあははははダメだもう我慢できない!」


「え…?」


突然涙目になりながら爆笑し始めた目の前の女の子を、私はポカーンと見つめる。

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