未知の世界4
ガシツ
かなが素早く動いたおかげで、良子を掴まえることができたが、
良子は発作が始まっていた。
「ッーーーーーーーーーーーー!!!」
声にならない声がかすかに聞こえながら、良子は自分の腕を掴んでいたかなの手にしがみつく。
そして胸を抑えて崩れ落ちた。
「大丈夫よ!大丈夫!
すぐ先生を呼ぶから!」
かなは焦りながらも、良子の手を離し、一階の警備員室まで走った。
一階は暗くなっていたので、明かりのついた警備員室は、すぐに分かった。