狂愛なる幼馴染
「ねぇ、昴。もう、こうやって一緒にいくの…やめよ」


歩き出そうとした昴は立ち止まって、ゆっくりとわたしの方を振り返った。


その顔は無を映していて、感情を読み取ることはできない。


「…あぁ、わかった。今日が最後、それでいいか?」


「うん」


1メートルの距離を開けて、昴の後ろに続いた。


流れる沈黙に思わず叫びだしたくなる。


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