悲しみの果てに

••沙良きれい


次の日は、結さんと愛菜と
沙良の結婚式に出席した。

ここでも、愛菜は
「さらちゃんれすか?
あいなれす。」
と、沙良に言って
沙良から、頬ずりされていた。

沙良の旦那様は、
理学療法士の人で
とても、優しい感じの人だ。

沙良が、幸せそうで
私も結さんも嬉しかった。

本当に、温かく、楽しい
結婚式だった。

愛菜は、全てが始めてで
沙良ちゃん、可愛いとか
あのドレス、着たいとか
騒いでいた。

今日は、家に帰ってから
片付けなどをして
一週間ほど、滞在する予定でいた。

結さんも沙良も、
また、遊びに行くから
と話し、今日は別れた。

家について、空気の入れ換えを
しながら、掃除をした。

愛菜は、走り回って
騒いでいた。
「愛菜、お買い物行こうか?」
と、言うと
「あい。」
と、言ったので
二人で出掛けた。

食材や愛菜が、興味を持ったものを
買った。

ドイツの品物と、違うから
愛菜は、終始キョロキョロして
「マァマ、これなーに?」
と、目につくものを
全てを訊ねてくる。

色んな物を買ってから
家に帰り
お料理しながら
愛菜と歌を歌ったりして過ごした。

二人で、ご飯を食べて
お風呂に入り
お父さんに電話をすると
お父さんは、愛菜がいないから
寂しいと訴えていた。
愛菜は、
「ジィジ、あいなかえるまでまっててね。」
と、言っていた。
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