俺様彼氏はShy Boy?


あたしなんて。

海斗を信じるって決めたばかりなのに。

こんなにもグラグラ揺れている自分が情けなった。

不安ばかりがどんどん膨らんでいって。

それを隠したくて、信じてるつもりでいる。

そう、“つもり”なんだ。

本当は、全然信じきれてない。

信じきれてないというよりも、自分に自信がないのかもしれない。

だって、さっきからケータイが気になって仕方ない。

毎晩メールがあるわけじゃないのに。

今日に限って、メールがないことがこんなにも気になってしまう。


「お腹いっぱい。もう食べられない」


そういう未来は、しっかりデザートまで食べてるけどね。

スラッとしたその身体のどこに、そんなに入るのか。

いつも不思議に思うほど。


あたしよりたくさん食べるのに、あたしの方がポッチャリとか。

悲しくなっちゃう。


「そろそろ帰ろっか」


お会計を済ませて店を出て、その場で未来と別れた。


「また明日、学校でね!!」


ブンブンと手を振りながら帰っていく未来を見送って。

未来が見えなくなったところで、大きく息を吐き出した。

未来のおかげで、楽しい時間だった。

たくさん話して、たくさん笑った。


だけど、その楽しい時間が終わってしまったら、また襲ってくるモヤモヤはどうすることも出来なかった。


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