俺様彼氏はShy Boy?


「俺も、いつもいつも保坂に付き合ってるほど暇じゃないんだけど」


1年前と同じように、うっとうしそうにそう言う先生は変わってない。

だけどそれが逆に、なんだか安心できた。

あの頃の先生と同じなんだって思うと、勝手にここにいてもいいんだって思えてしまうから。

ほんと、おかしな話だ。


「何、一人で笑ってんだ?」


俯いて緩んでしまった口許を押さえているあたしに、怪訝そうに視線を移す先生。

だけど、それも嫌じゃなかったのは。

教室から逃げてこれる場所をまた見つけることが出来たからかもしれない。


「ねぇ先生、またここに来てもいい?」

「だから暇じゃないって」

「そんなの知ってるよ、だから来てもいい?」


1年前と同じように、あたしをこき使ってもいいからさ。



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