俺様彼氏はShy Boy?
いつものように背もたれにしてるベッドにも勝手に意識がいってしまう。
ドキドキドキ…
静かな部屋の中。
あたしのうるさいくらいの鼓動は、海斗に聞こえてるかもしれない。
またあたし…
あの日のように。
初めて海斗の部屋に来たときのように。
海斗のことを意識して。
イヤらしいことを考え始めてる。
海斗に、欲情しそうになってる。
「…ケーキ、美味しい…ね」
海斗の瞳から逃げるように逸らして。
ソワソワと落ち着きのなくなったあたしに、怪訝そうに見つめる海斗。
「なあ、比奈…」
「な、何?」
きっと海斗は、あたしの気持ちに気がついてた。
「キス、していい?」
だから、わざとそんな色っぽい声で。
「比奈とキスしたい」
あの日と同じように、そんなことを言うんだ。