泣くなって
「朝ごはんは?食べてかないの?」




「時間ないし、美紀待たせてるからいいよっ!
じゃ、行ってきまーす!」




ガチャッ玄関を開けるとすぐそこに美紀が立っていた。やっぱり似合ってないな~制服。




「亜希…また寝坊?もーだから昨日は早く寝ときなさいって言ったじゃんか~。なに?彼氏できるかな?とかモーソーしてたの?」




ニヤニヤしながらこっちを見つめてくるのは五十嵐 美紀(イガラシ ミキ)小中高とずっーと同じ学校で一番の仲良し。
色々あって仲良くなった。今では一番の親友。髪の毛は毎回と言っていいほど変わる。
どうやら今日はポニーテールのようだ。




「で、どうなの?」




「も~なんでもないってば
何の緊張もしてないよ!って美紀?!」




美紀が私の手を引いてダッシュし始めた。時間間に合わなさそう!とか言ってダッシュしてるけど、朝からキツい!しかもローファーで走ってるし…まあ美紀は走るの得意だからいいとしても私はどうよ?!
長距離苦手なの~!


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