茉莉花茶
その翌週。

俺は意を決して店へ向かう。
いつもの冗談ぽい雰囲気で、まずは近くの飲み屋に誘い出そう、とりあえず。

しかし、店に着くと、彼女の姿が見えない。

休みかな?
カウンターでキョロキョロしてると、例のカマキリの様な店員が、

『あの子なら、もういませんよ。』

えっ?!
思惑を見透かされた様でバツ悪く、
あ、そうですか、と返すと、間髪入れずに笑顔で続けた。

『結婚したんです。昨日。』

えっ…
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