誠の誓い
新入隊士
始まりは








『会津藩御預壬生浪士組』が発足


隊士募集が行われた時の事





「おっ…俺は!!

広瀬 縁(エニシ)です!!」







物凄く華奢な色白の女顔に

合否を判別する 副長 土方歳三が

引きつる



声も高めで、ナヨナヨとしていた


幹部を前にして緊張しているにしても


弱々しい





「何で浪士組に入ろうと思った?」







大体の者が、飯を食いたいとか

なんとなくとか

そんな答えだった



しかし、縁は




「妹を守れるくらい強くなりたいんです
今は、妹に負けることが多くて…
多分…妹より強くなれたら
俺!!国も守れると思って!!!」




守る為に強くなりたい

国を守りたい





土方をにやつかせるくらい

文句ない合格だった





土方の隣にいた永倉新八も

縁が気に入った



上半身を裸にさせ、筋肉を確認する



着物でわからなかったが



かなり鍛えていた





「素振りしてみな」





ビュッ ビュッ





「合格だ」












「あっ ありがとうございます!!!」


















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