誠の誓い
数日後の夜





「俺 待たせることが多くて
よくわからなかったんですけど
詩乃が泣いてくれた気持ちって
多分… 池田屋の時、山南さんとここで
待ってたときの気持ちかなって…」


「ふふっ似てるけどもっと特別なものだよ
お詩乃ちゃんは、君に恋心があるからね」



「俺は、応えることが出来ませんから」


「それは、隠し事のせいかい?」


「……はい…ふぁあーもう!
山南さんって、読心術がありますか?」


「ないよ!でも、待つのは得意だよ!
縁が、言いたくなるのをちゃんと待つよ」


「ありがとうございます
…俺
詩乃が、俺の為に泣いてくれて
嬉しかった
俺の事、心配してくれる人が
まだいるんだって……
怪我しないで、帰らなきゃって
思うようになりました」


「そうかい
よかった…君にとっても
詩乃は、大切な人だね!
泣かせないようにね!」


「……はい!」



















さらに数日後











「縁さん!お話が…」


「なんですか?」





「お願いします!!
私と、恋仲のフリして下さい!!」









「えと… なんでだ?」


「それは…」




「クククッ あっ 悪ぃ」




笑いながら、土方が現れた



「平隊士が、詩乃を狙ってて
気が休まらねぇんだとよ
だから、お前の恋仲ってことでいいな?」



「はあ?まあ?副長からの提案なら…」





「そういうことだ
恋仲友達って、感じで楽にやれや!
縁は、詩乃を守れよ!」


「…はい」




土方が部屋の方へ戻って行き


隣にいる詩乃を見ると


顔を赤らめ、やはり


潤んだ目で見られていた




「フリだからな!」


「はい!フリでも嬉しいです!」














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