誠の誓い
それは、沖田の代わりに

巡察に出た日のこと





永倉の隊が襲われ、縁らが加勢した





ドガッ





珍しく蹴りを貰い

少し蹌踉けたが、すぐに敵をやっつけた




敵の多さに苦戦したが

どうにか勝てた




「縁!!ありがとよ!」


「いえ!」







屯所に戻り、すでに女だと知っている


山崎に

蹴られた横腹へ、貼り薬をして貰う


幹部会議の為


広間に向かう途中



「縁?」



永倉が向かい側からやってきて



オデコ同士をくっつけた



(/////////)




「やっぱり……熱でてんじゃねぇか!」


「/////…大丈夫です」







それでも心配した永倉が土方に報告して

会議は、欠席して寝ていた







会議が終わり、土方が様子を見に来た


「おめぇもわかりやすいな…」


「なんですか?」


「永倉だろ?」


「……」


「お前が女って知っても
皆、さほど気にしてねぇだろ?
永倉や他の幹部にも、言えばいいのに」


「……まだ、ちょっと」



「ちゃんと寝て、考えてみろ」


「はい」










土方が部屋を出てから、考えた




(ん?おめぇものもって、誰だ?)











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