誠の誓い
二日酔い
監察方として、今まで通り仕事をしていた


揚屋で千代里になって

新選組幹部の宴で接待していた時のこと





「永倉は~ん」




永倉がモテるとは、聞いていたが

両脇に女がベッタリ



遠目に、その姿を見て

口を尖らせる



「ヤキモチですか?」

「……むっ! 違う!!」



沖田に突かれ、拗ねる



「クスクス なら、千代里も行けば?」

「沖田さんって、意地悪!!」

「喋り方!」

「厳しいなぁ」

「今夜は、門限なしだ!夜鳴きそばでも
どうだ?」

「「いいですねぇ!!」」

「俺も行く!!」


沖田、斎藤、藤堂と縁は、宴の後

蕎麦を食べに行く約束をした


しかし、この約束は、果たされない





「お酒、頼んでくる!」





縁が部屋を出ようと、襖に手をかけた


外の気配に、一歩下がる


縁の様子に気がついた斎藤が


そばに行き、縁の前に出る


斎藤が襖を開けると、忍が3人

2人が縁に飛びかかり

もう1人は斎藤を蹴り飛ばした


「キャアーーーー!!!」


部屋にいた女達が悲鳴をあげた


縁から1人離れ、忍2人に斎藤が捕まった


「コイツに怪我をさせたくなければ
大人しくしろ!」


クナイを首につけられている斎藤を見て

縁は、大人しく縄をかけられ捕まった











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