誠の誓い
酒が回り、クラクラし始め

朦朧としながらも、忍らに悪態をついた


「何者か知らねぇけど
縁は、お前らなんかの仲間じゃねぇ!!
縁は、新選組を選んだんだ!!」



「そうか……
お前は、我らを知らぬのか
口を封じる必要はない……っか、フンッ」



忍らが、縁を連れ去ろうと窓に近づいた



山崎のクナイが縁を掴んでいる

大きな男の腕に命中し、緩んだ手から

抜け出すが、蹌踉めいて

窓から落ちた



「チッ 退け!!」




忍らが消えた


真っ先に縁の元へ、行ったのは

伊東だった



屋根から飛び降り



人が落ちてきたと、騒ぎになっている

縁の回りをかき分け


「大丈夫!!受け身とれてます!」


2階の土方らに、知らせた



「藤堂君!!手伝って下さい!!」


3人は、先に屯所に戻った





皆が、戻ると伊東が出迎えた


「藤堂君の部屋に寝かせています
山崎君に看て貰って、問題ないようです
しばらく、藤堂君と同室にして
1人にさせないように、行動も
共にさせることにしましょう」




伊東の提案に、皆が頷く











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