誠の誓い
お昼に蕎麦を食べに行こうと森本が提案


「お握り作るから!何処かで食べよう!」


縁がそう言い出したので

再び、部屋で待たされ

沖田がムスッとする



「すまないね
由縁を独り占めして」


「僕は、同室だから
毎日、一緒ですし、別に……」


「由縁が君の話をよくするんだ
労咳なんだってね」


「ええ」


「僕は、労咳が治った人を何人か知ってる
君もそのひとりになると信じてる
由縁は、沖田君を本当の兄以上に
大好きみたいだよ
病に負けないコツはね、少しでも異変を
感じたら、すぐに医者に診せる!だよ!」


「由縁に言ってくれたら、すぐに行くよ」


「ありがとうございます」



「由縁の様子みてくるね」


「はい」














部屋に残されて、さみしくなった為

沖田が炊事場に行くと

森本が縁を抱きしめていた

名残惜しそうに離れると


「/////お兄ちゃん待ってるから」


「お握り、美味しそうだね!行こう!」




慌てて部屋に戻る







(元妻の代わりじゃなく
先生は、縁が好きなんだ…)











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