彼氏の好きなヒトになる方法


「なんなの〜?佳菜と晃、朝からうるさい〜」

「璃子!!ちょっと聞いてよ、晃がさぁ」

「え〜?なに………え!?誰!?」

「お前もかーー!!」


そんなにすっぴんとメイク時違う!?いや、今一応ベースだけはしてるんだけど!そんなに違うのか!ショックだよ!!


「そ、そんなに違う!?今の私そんなにヤバい!?」

「いや、ヤバいっつーか……ブスってわけじゃねえんだけどさ、ホラ、なんつーの?モッコモコに毛が生えてた羊が毛狩ったら『え?お前そんな弱々しかったの?』みたいな……」

「貧相になったって言いたいのかーー!」

「あーーごめん!!今のは例えが悪かったなー!認めるから!認めるから揺らすな!!」



晃の胸ぐらを掴んだままぐわんぐわん揺らしていると、今度は近くから隼と学がやってきた。


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