彼氏の好きなヒトになる方法


命中率とか回避率とか、気が遠くなるようなパーセンテージが画面に羅列されている。


唖然として画面を見ていたら、横でコントローラを置くゴト、という音が聞こえて、ハッと我に返った。





「……結構、面白いね」




そんな短い感想を呟いた彼の表情を見た瞬間、私は目を見開いて固まった。


……わらった。本当に一瞬だったけど。



俊くんが、笑った……!



あまりに驚きすぎて何も言えなくなった私に気づくと、俊くんはなぜか罰が悪そうに目をそらした。たぶん照れている。


そんな彼を見て、私はお腹の奥のあたりから、ふつふつと何かが湧き上がって来るのを感じた。


なんだこのひと………面白すぎる!!




「……ふ、ふっ、あはははは!」



突然声を上げて笑い始めた私を見て、俊くんがぎょっとする。


しばらくの間お腹を抱えて笑っていた私を、俊くんは若干引きながら見ていた。引くな。



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